F.S.A.拳真館 倒せる空手の技術と立ち関節技
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「第1回 F.S.Aトーナメント」 結果報告
主催
国際F.S.A拳真館空手道連盟 総本部
日時 2002年2月3日(日)
場所 川崎市「とどろきアリーナ」
優勝 内田 和久(国際F.S.A拳真館 総本部)
準優勝 中川 彰(国際F.S.A拳真館 総本部)
第3位 佐藤 清春(国際F.S.A拳真館 総本部)
第4位 清水 和徳(国際F.S.A拳真館 市立船橋高校支部)
新人賞 清水 和徳(国際F.S.A拳真館 市立船橋高校支部)
川満 雄起(国際F.S.A拳真館 総本部)
健闘賞
佐藤 清春(国際F.S.A拳真館 総本部)
添田 寿和(国際F.S.A拳真館 総本部)
■格闘Kマガジン2002年4月号に掲載
強敵な護身術は、打撃+関節技とF.S.A拳真館の羽山館長は語る。
法治国家日本では、暴漢に襲われたからといって、いきなり打撃の攻撃が認められるわけではない。打撃を防御し、関節で痛みを与える。その上で、いざとなったらの打撃である。この護身術の発想を、これまで不可能と思われていた競技化にF.S.A拳真館がチャレンジした。
興味深いこの大会をリポートしよう。
●二回戦、ベテランの中川彰選手は、打撃で圧倒したあと、関節技でみごとに一本を決めた。
●二回戦、添田寿和選手は、さかんに関節技を狙うが、清水和徳選手の打撃に破れる。
●三回戦で佐藤選手をすばらしい中段蹴りで圧倒する内田選手。左足骨折は、打撃よりも、ふんばりがきかぬため、関節技への影響が強かったと言う。
●三回戦、中川選手のヒザ蹴りで清水選手の右腕が折れる。関節の攻防中は、打撃の防御がおろそかになりそうだ。
●決勝は、内田選手が、中川選手から、ポイントを奪う。関節技で崩し、足払いから下突きが勝負を決めた。両者、関節と打撃の双方を駆使しての興味深い決勝戦だった。
●羽山館長は、「なかなか関節はきまらなかったが、今後の試合展開に期待したい」とあいさつ。
大会ルールを簡単に言うと、上段蹴りのポイント(ポイント3で一本)を認める顔面なしのKOルールに基本に、立ち関節技を認めたもの。ただし、道着をつかむのは片手のみ。両手での押し出しも禁止。わかりやすく言うと柔道着技や相撲技はほぼ禁止だが、サバキの回し崩しや、足払いからの下段突きはOKと思ってもらえば良い。

今回は、オープン大会ではなく、F.S.A拳真館の部内大会なので、互いに技を知っている者同士のせいか、あまり関節技は、きれいにきまるシーンはなかった。

ただし、興味深かったのは、関節技があるために、打撃では技量が上の者が、下の者に不覚の打撃をもらったり、日頃蹴りを受け慣れている黒帯が、ヒザ蹴りを防御して、腕を骨折したりするシーンがあったことだ。
決まり手は、ともに打撃であったものの、これは明らかに関節技の防御に気を取られていた事が原因だ。

関節を取りに行き、きまらなくともバランスを崩した所へ打撃を入れる。などの打撃の展開の幅が、逆に広くなっている。この大会で優勝した内田選手が時折見せていた、相手の腕を取り、振り回して上段蹴りにつなげるコンビネーションなども、他の大会では見ることのできない実戦的な興味深い動きだった。

内田選手と決勝を争った中川彰選手も、関節ありのルールのメリットを生かし、打撃で相手を圧倒し、反撃しようとする相手の腕を、みごとに逆を取り、一本勝ちを収めて見せた。

選手の話によると、逃げ回る相手に関節技をかけるのは難しいが、逆に思いきり突いてくる相手には簡単にかかるそうだ。打撃が剛だとすれば、関節技は柔よく剛を制す技だと言うことだろう。

剛柔一体とは、格闘技や武道で良く言う言葉だが、それが競技化され、成功した例は少ない。その中で、F.S.Aルールは、観客にもわかりやすく、打撃の迫力も一層増す、見ていて面白いルールだった。

今後のF.S.Aルールの展開についても羽山館長は語る。「打撃と関節を身につけると、その強さは、倍増します。打撃の選手は関節に弱いし、関節の選手は打撃に弱い。オープン大会になって、他団体の選手が出てきた時には、ぜひ、この剛柔一体のF.S.A拳真館の戦い方を、皆さんにみてもらいたい。」
今後も注目の大会ルールである。
本文は格闘Kマガジン2002年4月号より抜粋
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